スケ

君たちはどう生きるかのスケのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

拙い文章ではありますが…
「風立ちぬ」のキャッチコピーは「生きねば」。東日本大震災直後ということもあり、作品の中では大震災、戦争の中でも生き抜く人々の姿を描き、どんな状況下でも必死に生き続けることが大切だということを感じた。(僕はですが…)あれから10年、コロナ、オリンピック、国際情勢、生活の仕組みなど様々なことが変わりつつある中で「君たちはどう生きるか」というタイトルはとても惹かれた。観て感じたのは、人の描き方、風景を観て「これを観たかった。」とワクワクする自分がいた。正直なところ、内容はよく分からないところが多かったけど、それは初めて劇場で観た「千と千尋の神隠し」も同じ。今観ても分からないところだらけ。でも、共通していえるのは冒険心を掻き立てる作品であるということ。あの不思議な世界に再び入り込めただけで満足。メッセージがあるとするなら、「人生には突然の死や別れ、時には自分や世界が壊れることもある。そんな自分の人生に全ての人が関わることはないが、何人かの人が関わり、助け合っていく。そしてそのための世界がある。だからこそ生きることは素晴らしい。」と自分は感じた。
観終わった後、主題歌「地球儀」を聴き直した。聴いて思ったのは、「生まれて最初に観たジブリ作品は何だったっけ?」と。自分は「天空の城のラピュタ」だ。そこから、ジブリの各作品を観て、育った。作品の中で、見覚えのあるものがいくつかあったのは凄く嬉しい。登場するいくつもある扉はそれぞれの作品の世界に行くのでは…と、最近の映画の風潮(マルチバース)を感じて思ってしまう自分がいる笑。
内容は難しいが、こんなに「子ども」に戻れた作品は無い。無事に完成できて良かったです。
これからも自分の人生に「ジブリ」がありますように…

長文読んでいただきありがとうございました。
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