このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿てんこもり作品ではありつつも、サイケな演出、マルチバース,時間軸交錯といった流行りの要素を交えた中々刺激的な作品だった!
とか直感では思ったんだけど、そもそもそういう概念の構築と浸透に寄与しているものこそが、過去のジブリ作品なのだから、結局これは「ジブリ(=宮崎駿)てんこもり映画」であることに変わりはないのかもしれない
普通に2時間の映画としてめっちゃ面白かった気がするけど、正直1回観ただけじゃ内容を半分も理解できていないと思う
ジブリ側も「どうせ金曜ロードショーで何回も観ることになるんだから、すぐに分からなくてもいいんですよ」とか思っていそうだ…
宮崎駿作品って、主人公の少女たちに母性までも内包させるという若干の気持ち悪さを抱えていると思うんだけど、今作はそれを本当の母親に担わせるというアクロバットをかましてきたので、逆に純粋な気持ちで観ることができて良かった。(普通に過去の作品も大好きですよ)
でも明らかに実母と分かっているのに、ちょっとイチャイチャしている感じになっているのは相変わらずな感じでちょっとおもしろい
あと今回の完全秘密のプロモーションゼロは面白かったな~
声優もわからない状態だったから、キムタクの声に気づいたのは、嬉しかったな~ ハウル好きだから、期待していたし
あと相変わらずの久石譲は最高
公開直後に観られて良かった