このレビューはネタバレを含みます
全然理解追い付いてないけど、
でも、なるほど。
宮崎駿がこういうの描きたかったってだけでも観てよかった。
眞人くん(主人公)が
色んな大人の悪意、エゴ、子供ならではの閉塞感に晒されて
誰にも助けてと言えないまま心を磨耗させて生きるのか…
と思ったところで
世界を創る側の世界に入ることになる。
あらゆる汚さから身を守って
全能感を持ってそこで生きる選択肢もあったけど
大人を許し、元の世界に帰ることを決めた。
…とシンプルにそう解釈すると
えもいわれぬ絶望にどう向き合い生きるか、
そのヒントを得るための1人の少年の旅路として素直に観れる。(他の細かい設定はゴチャゴチャ考えずに)
実母の妹と父親がデキてて母親が死んだのを機に堂々と宜しくくっついて挙げ句の果てに弟が産まれるのよイェーイのテンションに付き合わされるとか地獄???
あんなに訳のわからん世界にでもトリップせなまともに向き合われへん。
夏子(母の妹)もなんか葛藤があって異世界の産屋に行ったことは感じるものの、
全く同情に値しないし、眞人に許されたという枷の重さをいつか思い知りなさいねとしか思えん。
父(声キムタク妻の妹とよろしく男)も、異世界から戻った2人に「夏子!眞人!」はー、夏子からね。
外の世界はこう。でも生きる。
ここにさらっと汚さを残すのがジブリ。