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君たちはどう生きるかのmndisのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

アニメも好きでないし、ジブリファンでもない、前作「風立ちぬ」は爆睡してますし、「千と千尋」は当時劇場で観ましたがハクが近所の川だったというくだりで「はぁ!?」となって、それ以来、俺はジブリと相性が悪いんだなと思っていました。

でも宮﨑駿引退作品という事で劇場に足を運んでみました。

結果、過去1、イライラしました。

特に台詞、会話が我慢出来ません。

1、2、3と会話が進んでいくとしたら、いきなり3から始まり、その次5に飛んでも普通に会話が続いていく様な感覚でした。

先ほど書いた「千と千尋の神隠し」のハクが近所の川だったというくだりの会話もまさにこれで、「え?」とこちらが疑問を感じていてもお構いなしに登場人物達が当たり前の様に会話を進めていくので、私としては、とにかくストレスをとても感じました。

映画は観客が頭の中で穴埋めして、完結する部分もあると思いますが、そこまでこちらから寄り添って穴埋めしたいとも私は思えません。(表現しづらい魅力取り憑かれて寄り添う事は可能だとは思うが、それを得られませんでした)


10分間に1度の頻度で訪れるアニメーション的な見せ場があり、そのイマジネーションとかディテールはいかにもジブリらしく、ジブリ好きや子供さんには強烈なインパクトを与えると思いますし、凄くいい刺激になる事は間違いなく、でも私のような浅い知識で理解しようとすればするほど、映画の世界観から離され、さらには、その分断された様なイメージ世界の連続におっさんの私は気がついたら、置いてけぼりでストレスを感じざるおえませんでした。無心で映像に浸るという事も楽しむ方法の1つではあると思いますが、私は宮崎駿の映像が好みではないのでそれが出来ませんでした。(庵野秀明のエヴァンゲリオンの様な面白いカット割がある方が個人的には好きなので。。)

そしてその庵野さんのエヴァンゲリオンでも、そう感じたのですが、とにかく内、内に入ったアニメオタク 特有なのか、あの世の様な精神世界が面倒くさく苦手です。

この歳でここまで面倒くさい人でいられる宮﨑駿って本当にいい意味でも悪い意味でも孤高のアーティストなんだなと思った。

ここまで面倒くさいくさいと言いましたが、本当に臭かったのが、3席隣で観てたサンダル履きのオッサンの足の臭さだった事をここに書き記しておきたいと思います。

7/25 バルト9の21時からの回です。

どう生きたらあんな足が臭くなるのでしょうか?


全然本作は楽しめませんでしたが、ここまでの大作を作った方々の技術や忍耐力は相当なものだと思います。

あとエンドロールでカンヤダの名を期待してたがなかった。。
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