このレビューはネタバレを含みます
真人くんが良い子すぎる...
父や継母、おばあちゃん達や塔の世界で出会う人々がみんな優しくて宮崎駿は世界にこうあって欲しいと思っているんだろうな。
塔の世界で出会う鳥たちは生きるためにワラワラを食うし、インコの王は創造主に直談判しようとする。
そこに邪悪はない。
ずっと押し黙っていた真人くんが継母を「ナツコお母さん」と呼ぶシーンで我慢していた涙が溢れたし、最後の最後で少女の姿をした母と抱き合うところのセリフで号泣した。
(後になって気づいた!あなたの母になりたいと言って自分の世界に戻ったヒミ、少女時代の母そのものか...また泣いちゃう)
真人くんは芯が通った立派な男の子や...
君たちはどう生きるか?
真人くんのように真っ直ぐでありたいよ...
最後あっさり終わるところも含めて好き。
優しさと勇気が詰まった傑作。
ジブリの持てる表現力を全て込めた快作。