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君たちはどう生きるかのTKのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ところどころで飛び飛びな印象を受けますが、それは過去作品をモチーフにした、少しコンセプトが異なる情景にシーンが変わっていくことが多いからな気がします。
ここはトトロだな、ここはハウルだなという感じです。
個人的にはハウルモチーフが多いと感じました。
そういう感じで、ストーリーの尺が足りなく飛び飛びな感じになってしまったのかなぁと。
もう一度見たら理解度も高まり印象も変わるのでしょうか。

「君たちはどう生きるか」というのが問いだとしたら、この作品単体ではなく過去作品ひとつひとつに監督の思いが込められているので、過去作を思い出されるようなシーンを散りばめ、すべてにメッセージを込めてきた。と言いたいのかなと思いました。
そう思うとこれが集大成で、本当に最後なのかもなぁととても哀しくなりますが、宮﨑ファンである僕らはそもそも作品を見ることでしか監督と繋がっていないので、また見返せば宮﨑監督と会えるんですよね。

主題歌の地球儀という曲はすごくエネルギーを感じ、米津玄師の現状の集大成な気がしました。
映画鑑賞前にこの曲を聴いて、絶対映画館に見に行こうと思ったぐらいです。
調べると4〜5年の制作期間があったそうですね。
元々ジブリ好きであるが故に相当悩まれたのでしょうか。
結果、一人の米津ファンにはとても大好きな曲になりました。
心穏やかにしたい時に聞きたいと思います。
全日本人に届いてほしい。

オタクの早口みたいなレビューになったけど、まとめると単体の宮﨑監督作品としては下の方で、ファンのためのアペンド作品的な物かと思いました。
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