このレビューはネタバレを含みます
すごくわかりやすい、宮崎ファンタジーだと思いました。良作だと感じました。わからないと言ってる人がどこがわからないのか、わからないほどシンプルな物語。ゆえにそういう人がいたら解説したい。
主人公の前提を、開始20分ほどの前提を汲み取れば全編通しての葛藤がすんなり入ってくると思います。
時代的に致し方ないのですが、母を無くし、あまり時間が経たないところに父が再婚。新しい母には新しい子供、つまり主人公の弟がお腹に。小学生高学年手前くらいで、この状況なら心の葛藤はかなりあるでしょう。それが全編通して描かれている。最後には主人公は成長し、新しい母や弟を受け入れる心構えを備える。
本当にただそれだけの話で、ファンタジーを交え丁寧に描かれている。ファンタジー部分は意味深なんかなーメタファーかなーくらいの理解で良い。不思議だけど、綺麗だし、グロいかもだけど、なんか良いな程度で深読みはいらない。(分かる人はその理解で正しいので、問題ない)
なお、大伯父はなんかよーわからん変人なのであまり気にしないこと。インコたちかわいい。あの丸い白いかわいらしい生物は媚びた形しててつまらない。
