このレビューはネタバレを含みます
なんて言うのか、、この圧倒的な「置いてけぼり感」は、以前どこかで。。
キャラクターの見た目のおぞましさ、愛くるしさ、憎めなさ、したたかさとかが、これでもかと敷き詰められていた。これぞジブリという印象。
物語の展開とか世界観が独特すぎて、やはり宮﨑駿監督の生み出す作品は突出してる。
なんとなく人物同士の結びつきは、話の流れから見えていったけど、最終的な着地点がよく分からなかった。
ただ、観終わったあとにネットで考察を知り、、そういう解釈かぁ〜と。
個人的には、ヘルマン・ヘッセ『デミアン』の言葉を思い出した。
この世界は卵で、生まれ出ようとする者は、この一つの世界を破壊しなければ始まらないのだ、と。
現世は、悪意に満ち満ちた平和な地獄なのかもしれない。
だけど、この時代に、この国に生まれ落ちた僕たちは、ここで精一杯に生き抜くしかない。
先達からのバトンを手にするのか、叩き折るのか。。正直なところそれはわからないけど。