このレビューはネタバレを含みます
2つの世界から垣間見える生死感がリアルすぎて鳥肌立ちっぱなしだった。
戦争の描写はわずかながらも、残された人達がどう生きるかを繊細に描いていて、震災後のあらゆることをいま書きながら思い返している。
サウンドがピアノメインで物語を邪魔しすぎないのも良かった🙆♀️
結局アオサギは誰なのかいまだにわからんのだが?あと、エンドロールでビビりすぎてエッキムタクぅ!!?ハウルゥ?ってなった
朝ドラのカムカムエブリバディを観て、相手の血縁者と再婚する流れを理解していたので容易に序盤は把握できたものの、眞人からしたら突然そんなん言われたってってなるよなあ。夏子さんに対しての呼び方が変わる過程や、自傷行為、挫折に似た体験から、ほんとは誰よりも自分を見て欲しくて、ただそれだけの純粋な子なんだよなと思い泣けてきた。
墓の上を歩くことはこれまでの人々の歴史の上を歩くことで、決してこの世からいなくなったからといって全てが″無くなった″わけではないという事実を淡々と表現していたのが良かった。大切な死んだ人を思って誰もが心を痛める時があるけれど、下の世界にいつでもいるし、お守りだってある。この先私たちも″そっち側″に行く日が来るのは間違いないからこそ、今をどう生きるのか、っていうシンプルなメッセージが絶えずうねうねした映像の背景にずっと提示されていたように思う。
それぞれの鳥の選択も調べて納得だし、終始これまでのジブリ作品を彷彿とさせる演出が散りばめられていて楽しかった。
もっと語りてー!(笑)