このレビューはネタバレを含みます
事前知識がなく、今まで見てきたジブリ作品とは違い、明確なテーマや道筋、オチがあるものではなく、みているときはしっくりこない感じではあったが、
この作品は、理屈ではなく感じて、考えるものなのかなと雨の中、帰りのバスで思った。
監督の世界観とか、制作人生と過去の作品の回顧とか、次世代への願いとかを抽象的なおとぎ話または絵本のように詰め込んだ作品なのかなと。
敵役を極端に悪く表現しないというか、ペリカンは可哀想に、インコは滑稽に描くなって思った。
印象的だったのは、最後、曾祖父さんが少年に継いでくれって頼んだことを断り、義理の母との生活を選んだところ。現実を生きる選択をしたのが山場だったのかな、あと、お母さんとのお別れも。
きっと見過ごしているところが多々あると感じたので、映画館で上映しているうちにもう一度見に行きたい。