映画を観た後、原作を読んだ派です。
2度目にやっと内容が理解出来ました。
字が宮﨑駿さんになっていたのは何故かな？
この作品を2度観て思ったことは、ひょっとしたら彼も親として子育ては難しいと感じているんじゃないかな？永遠の課題みたいに思っているんじゃないかな？或いは、ご自分の人生の中での後悔として、それが心残りなのではないかな？と感じました。
そういう意味で、作品というより自分自身の葛藤を描いている自伝のような感じがしました。
例え血が繋がっていても親子は、それぞれの人間であり、全く同じではないんだという事を理解しなければ、良い方向へは導けず、今更ながらに気付いたそんな苦しさや悔しさが作品に現れていたような気がしました。親の苦悩。それで、宣伝もしなかったのではないでしょうか？
良い子に育つことが、必ずしもその子の人生にとって成功を掴むことでは無く、自身の人生を振り返っても、人生は沢山の経験や失敗を積んでその子の人格が出来上がってくるんだと悟り、改めて子育ては難しくて残酷だと再認識しているように感じました。
