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君たちはどう生きるかのjoniseのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

舞台は戦争が始まって3年後(1942年)が舞台。戦争で母親を亡くした眞人は、父親と義母の3人で、母方の実家へと疎開する。その後、異世界に連れていかれた義母を救うために、異世界へ行く主人公:眞人の物語。

思った以上に観やすい作品だったので、割と楽しめた。最も細かい部分について謎が多かったが…
作画のクオリティはかなり高く、冒頭の戦争描写で引き込まれた。またアオサギの動きがリアルで、野鳥全体の作画も良かった。


結局のところ大叔父は自分の血を引く後継者を探しており、そこで眞人を自分の後継者にしようとした。しかし眞人は現実世界に戻る選択肢をして、程なくして下の世界と塔そのモノが崩壊して終わる。
恐らくジブリそのものを描いた物語なのだろうと思い、そういう風刺自体は悪くないと思う。
個人的には主人公が後継者になるかならないかについて、もっと眞人が葛藤して一悶着する展開があっても良かったかなと思った。
ちょっとこの辺の終わり方がアッサリし過ぎているなと思った。

下の世界に行き続ける感じと世界観は、『インセプション』の最下層と虚無の空間ぽかった。
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