かわとも

君たちはどう生きるかのかわとものネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

英語吹き替え日本語字幕で鑑賞しました。アカデミーの人たちはこれで観たのね、と。かえって良かった気がします。声優の下手さがわからなくて。

申し訳ないのですが、昨今のジブリが俳優使うのいいんですけど、ド下手な人も多く、気になってストーリーに入り込めなかったこと多々あるものとしては、できる人に声を当ててほしい…と切に願う次第。

いろんな捉え方ができます。
少年の成長。
大人との距離の置き方、関わり方。
ファンタジーとしての次の時代を統べるものへの代替わり。
などなど…。

塔を装着として。
たくさんの鳥が出てくる世界。
空から降ってきた石。
石舞台のような墓場。
あの世、なんですよね。平たく言ったら。
扉を開けて続く世界。

若い鑑賞者には、なぜ、眞人の父が母の妹と結婚するのかわからないでしょうが、昔は家同士の結婚に重きを置かれていたせいもあるのか、よくあること。でした。母が亡くなったから、妹と。または父が亡くなったから弟と。それってどうよとは思いますが…。過去あった風習ですね。
例えば、大竹しのぶさんの作品でもそういうシチュのものがありますね。手紙、の作品です。ご参考まで。

個人的には風立ちぬより好きでした。
誰もがいつか死んでしまう。
次の世代へと嫌でもバトンを渡す。
誰もが先に生きた人たちの元で生まれ、生き、いつのまにか自分の後に人がいる。恐れず、時には恐れて生きていくのです。そんな感じ。わたしは感じました。

タイトルの意味、あってもなくてもいいかな。ただ、やっぱりお前の人生を生きろよ!と言ってる感じはしました。
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