このレビューはネタバレを含みます
美しい。映像だけではなくて、ベラの心と父の心が。新しいものを、知る、見る、触るなどなど…。あらゆることを知り始めるベラを思い通りに育てていこうとしない父親が素晴らしい！思わず現実の自分と比較してしまう哀しさよ。
ラファロ演ずるダンカンがめちゃ滑稽ですが、ステレオタイプな男とは！な人で面白かったですよ。最初の自信満々な姿からの拗ねちゃった感じの情けなさまで。
男とは、女とは、の規定路線からの脱却というか、人であるためにというのか。
おばあちゃまたちとの船の生活が良かったです。
知識を得て何をするか。人に押し付けはできないのよって感じなのかな。その体現がベラなのよね？
でもさ、ラストの生き直させるためにしたアレはさ、今までの男とはなんぞや、なんて感じの価値観に繋がるよなと…。原作読んでないので分かりませんが、ラスト部分がちょっと何か違うような気がしてしまった。
気のせいだといいですが。
と、いうことで星よっつ。
