アカデミー賞を受賞したことで、まだ映画館で上映していることにふと気づいた。
映画館で観たかったので、よかった。
賛否両論ある映画のイメージだったけど、私にとっては、タイトルそのまんまの映画だった。
色んなキャラクター出てくるけどそれって自分たちの周りにも、若干違ったとしても必ず存在しているキャラクター。
眞人くんは成功例かもしれないし、そうじゃないかもしれない。最後の結果論は誰にもわからない。
眞人くんはなんの迷いもなく、出会った人たちから素直に学び、その先へ進んでいく。
出されたものも躊躇せず食べ、水道と思われる蛇口から出る水を飲む。
相手がいい人なのか悪い人なのか判断する材料も時間もない。
だけど自分がやらなきゃいけないことはわかってる。だから自分で決めて進んでいく。
眞人くんのキャラクターは多分宮崎駿が好きな生き方なのかもしれない。
だけど、世の中には色んな人がいてどう生きたいのかはその人次第。
インコにまみれたほうが楽な人もいる。
石を積む人生を崇高だと思う人もいる。
だけどそれはどれも間違いじゃない。
選んだ人生だから。
だから、どう生きるのかを問うタイトルだったのかなと思った。
この映画はたった一つの例を示しているだけ。正解は示してないし、正解なんてない。