アナ

マダム・ウェブのアナのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
4.0
色々言いたい事はありますが総じて面白かったと思います。

まず言いたい事の最大の点は、この作品の舞台が2003年であること。
2003年…それは我々でいうあの頃の「ウチら」の時代だったってコト…
年代設定は色々事情とか今後の諸々があるからだとは思いますが、もうまずテンション上がりまくりですわよね….3人娘は私と同じくらいの年齢ってことになるんじゃないでしょうか。。それはつまり、和暦で言うと平成ってことです。そう、ブリトニーの新曲トキシックに衝撃を受け、ビヨンセがクレイジーインラブを歌ってたあの頃です。そしてスマホとかはまだ普及していないあの頃。
想定以上の平成ムービーで、まず終始エモでした。
そしてサムライミ版スパイダーマンの公開は2002年。あの頃は今ほどヒーローもヴィランも先進的でなく、今思うとアナログだった…そして現実ではちょうどこの辺りの年代で世に「アメコミ実写版スパイダーマン」(サムライミ版をスタートとするならば)が放たれた時期でもありまぁなんだか感慨深い年代設定だなぁと思いました。

相変わらず脚本の粗さというか、登場人物の行動がたまに謎だったり(例えば娘3人モーテルに置いて現場に戻るとか危ない)、救急隊員の死の予期の描写に関してドラマチックさに欠けたり、なによりヴィラン描写が薄いので終始「なんなんだこの男は…」って感じで終了したりとところどころフムゥ…と思いつつもまぁ想定の範囲内に収まってる感じ。

シスターフッド感など観ていて楽しかったな。あとガールズ達が想定以上にが魅力的で、それぞれアメコミから出てきたようやルックスがとても好感でした。

あとベンおじとかメアリー母さんや、ピーターと思われる赤ん坊が出てきたりと色々とおたくのテンション上がる要素が盛り沢山だったのですが、SONYは無計画さとか場当たり感とか見切り発車感が否めない時もあるので、しっかり伏線回収と続編制作頼んだぞ…って思いました。

それにしても、SSUもMCUも、特にスパイダーマン周りになると作品本体のみならず皆さんの考察も楽しい!そこまでで一セットですね。
アナ

アナ