これは凄い。Part2が評判良いのか〜ふ〜んと思って観たけど、構成が神がかっている…
Part1で没した伝説のマフィアの親分を継いだ息子、マイケルコルレオーネ。
本作の主人公として、マフィア2代目マイケル編として描かれるのかと思いきや、なんと親父であるヴィトーの過去が同時並行で解き明かされていく！！！
もうヴィトーは1で終わりだと思ってたから嬉しい！！！
時代の異なる2人のストーリーが交互に展開していく中で、若きヴィトーがどうしてアメリカに来たのか、犯罪に手を染めてマフィア軍団と五大ファミリーとして地位を築くまで至ったのか。順を追って描かれるが、マフィアといえど、やはりヴィトーは愛と慈悲に溢れた人物である事がよくわかる。苦節を乗り越えて、彼が手に入れたものは「ファミリー」。それはマフィアの部下達そしてなにより彼の妻や子供達を指す。
一方、マイケルは2代目ゴッドファーザーとして一見上手く切り盛りするものの、最終的には裏切り者や疑念がある者を片っ端から消していくという止まらない連鎖へ陥り、ひいては彼の家庭も崩壊する。
親父のようになりたかったのにこんなはずじゃなかった、2時間余りにわたって描かれた二人の男の運命はなんともギャップがある違う状況で幕引きする。マイケルよ、どうしてこうなった。私たちもこんなんなっちゃうと思わなかったよ。
マイケルとジジイの過去編が並行することの効果たるや。見事、見事すぎる！！！！
あとヴィトーがロバートデニーロだと思わなかったよ！！マイインターンであんな優しそうな爺さんになってたのに、めちゃくちゃキリッとしている！！！どういうことなんだーー！！！そしてアカデミー賞受賞。同一役でマーロンブランドとロバートデニーロがそれぞれ受賞するという快挙。
いやはや、映画史に残る名作は、時代が変わっても色褪せない。
