めちゃくちゃ良かったです。観て良かった。
午前十時の映画祭にて鑑賞。
まず、アボミネーションのイメージの強かったティムロスですが、タキシードで登場するところからいきなりめちゃくちゃかっこいいです。海の上で生まれ船から降りない常人離れした天才ピアニストである主人公。ピアノ伴奏に没頭する素敵すぎるティムロスをずっと観ることができます。
ティムロスは、アボミネーション役の時は役柄もありやな奴〜って感じであまり好ましくなかったんですが、「シーハルク」でのいいおじさんぷりで一気に好感度が上がり、さらに本作ではラストまで圧巻の演技で好きな俳優となってしまいました。ホントすみませんでした、ありがとうございました。
豪華客船の中で繰り広げられるパーティーシーンは1900年〜1930年代まで描かれて、年代に合わせて女性のドレスルックが変化していくのも楽しかったです。
ワルツからラグタイム、チャールストン、ジャズ、ブルース、タランテッラまで幅広いジャンルの音楽が堪能できます。映画館で観ることができてよかった！！
これは劇中の流れで聴くからより一層良いのだろうなぁ。エンニオモリコーネ、素晴らしいですね。
音楽と序盤の船中の感じはディズニーランド、巨大な客船の外観や甲板はSSコロンビア号があるディズニーシーのようでした。
90年代の映画って長くて濃淡よりも均一性かつ説明的な感覚があって(ショーシャンクやジョーブラック、タイタニックなど)映画の時代性を感じました。語り部展開も時代って感じ。
とても贅沢な時間でした。観て良かった〜！！
