アナ

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のアナのレビュー・感想・評価

4.0
アマプラでは最終章版のみの配信だったのでこちらを鑑賞。
壮大なマフィア抒情詩の最終章です。

相変わらず「結局何がどう揉めてるん?!」が最後までよくわからず一旦停止して頭を整理してから再開するという感じで鑑賞。

本作はツヤツヤオールバックのマイケルではなく、銀行の支店長かな?みたいな角刈りの髪型のマイケルなので、なんだか雰囲気が違って残念だなぁ…と思いながらもスタート。それはそう、マイケルは事業を合法化しようとしているので、表の世界にチェンジしようとしているのだ。髪をツヤツヤさせている場合ではない。
お決まりのキャラクターがほぼ不在のなか、マイケルのもがきと次世代の若き2人(マイケル娘とソニー息子)のストーリーが並行して進んでいく。
このソニーの息子ヴィンセントは、芝居といえど頭にすぐ血が上るという浅い感じがめちゃくちゃソニーに似ていてびっくりしました。

若くて爽やかで親父想いの若き青年から、2代目マフィア親分になり非情性を増していたマイケルですが、3では年齢からか丸くなっていました。リアルですよね、そういうもの。
そんな中、彼が諸々やってきてしまった代償を最後に支払う形になってしまい、そのアルパチーノは圧巻。

結構しっぽりした作品で前2作とは制作年代も開いてるからかちょい雰囲気も現代的になっていましたが、これにて完結。渋みのあるラストで良かったです。
アナ

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