るか

マダム・ウェブのるかのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
2.8
“マーベル初の本格ミステリー・サスペンス”ではない。この広告の打ち方は良くないだろう。
前作の『モービウス』といい、ちょっとSSUは方針見直した方がいいんじゃないかな。別に海外で言われているほど酷い映画ではない。ただあまりに凡庸で恐らく来週にはこの映画を観たことすら忘れているだろう。毒にも薬にもならないとは正にこのこと。

とは言えツッコミどころはあるので覚えていることを書き残して供養。序盤からとても人を救う仕事に就いているとは思えない程のクソ野郎なダコタ・ジョンソン。なんか最後悟ったみたいな雰囲気醸し出してたけど、別にお母さんとのストーリーも「でしょうね」って感じ。なにか成長したのか...?
魅力が1ミリも感じることのできないボソボソ喋るだけのヴィラン。ウェブで滑空はせず、天井を這ったりカッコつけて車に登ってみるだけ。未来予知はお前も持ってるんじゃないのか...?花火くらい避けろ。最初の登場の時あまりにヌッと出てきて笑った。
そして、「洋画」から出てきた3人の少女たち。ダイナー行ってモーテルにお泊まりして。店に車ごと突っ込んできて思いっきり轢いても、看板突き破って2階から救急車が飛び出してきても数秒後にはケロッとしてる。ある意味ヒーロー適性高いよ、全く。
あとカメラワークが最初からひっどい。ぐわんぐわんしたり手ブレがエグかったり。気を衒ったのか画角を90°変えたりしてたけど見づらいだけです。

いや、やはり言うほど悪いかもしれないな。まぁでも最近のマーベルなんてこんなもんよな。
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