リアルタイムでシティーハンターを毎週ジャンプで読んでいたので、国内初の実写化ということこともあり、とても楽しみにしていた。しかも主人公の冴羽獠を演じるのは、僕の超大好きな俳優・鈴木亮平!とくれば期待せずにはいられない。
正直、ストーリー展開が若干もたつき、ネトフリ制作ということで期待していたアクションも想像を下回った出来だったが、やはり外れのない鈴木亮平の演技を楽しめた。
新宿を舞台に、裏社会の様々なトラブル解決を請け負うスイーパー、通称“シティーハンター”と呼ばれる冴羽獠(鈴木亮平)は、美女に目がなく、何かといえば「もっこり」と叫ぶ男。けれど仕事の腕は超一流。
人間を凶暴化させる麻薬“エンジェルダスト”を巡る争いにより相棒・槇村秀幸(安藤政信)を失った獠が、犯罪組織ユニオン・テオーペとの戦いの中で、槇村の妹・香(森田望智)を新たなパートナーにする。といった内容。
「もっこりちゃーん♡」とコルトパイソンを扱うカッコよさ。
ハードボイルドとコミカルの融合。
映画レビューでよく見かける表現で言うと、”見事にコントラスト”が効いていた。笑
さすが、昔からシティーハンターの大ファンを公言し「いつか冴羽獠を演じてみたい」と13年前に言っていた鈴木亮平。
さまざまなシーンでその熱量とリスペクトが感じられ、原作アニメで冴羽獠の声を演じた神谷明の発声をも彷彿とさせる。
体作りからシルエット、立ち振る舞いまで、もう完全に【鈴木亮平=冴羽獠】。
さらに、香を演じていた、森田望智が原作の雰囲気を上手く出していてとてもよかった。
ありゃりゃ。。と思ったのが、槇村を演じていた安藤政信。キャストが発表された時、一抹の不安を感じていたが、やはり的中。
石原さとみ主演で今クールやっているドラマ『Destiny』でも棒読み台詞の大根ぶり(ファンの方ごめんなさい<(_ _)>)が話題だが、本作でも周りがよい演技をしているだけに余計に悪目立ちしてしまっている。
演出面では、コミカルなアクションも多いが、ガンアクションにスピード感があり、銃の扱いや見せ方がカッコイイ。
鈴木亮平を楽しむ作品。
ぜひ続編を作ってもらいたい。