すごい頑張ってるのはとてもよくわかった。金かけてる。アクションもガンアクションも頑張ってる。でも、所々でなんていうか、共感性羞恥を誘うむず痒さを感じずにはおられず。キーアイテム周りの荒唐無稽さとリアル新宿のバランスを実写で見るとちぐはぐだからかなあ。日本以外の視聴者にはいいのかも。でも東アジア的街並みの猥雑さとアニメコスプレしか今海外にお出しできるJAPANのアイコンねーのかと思うとおばちゃんちょっとしょんぼりしちゃう。
ずっと空回りしながら張り詰めてたヒロインが胸の内をわーってまくしたてたり、悪ボスがヒロインの過去を立て板に水の名調子でばらしたり、のいわゆる演説シーンみたいなところは軒並み観ながら苦笑いしちゃう感じ。"組織"の片棒担いでる人物は出てきた瞬間にもれなく怪しいし(エスケイプ様ご登場だけはちょっとアガったよ)、物語の善良担当たるヒロインの上滑り空回りの描き方もちょい前のド定番な感じで……80年代の作品だもんね原作……でもトー横キッズいるし一応舞台は今のはずだけど……こういう、漫画ならいいけど実写で見るとツラい、みたいなのは仕方ないのかな。仕方ないのか?
とりあえずあのイントロ流れればなんとなくオチがついてまとまった感出るGet Wild力すげえな、とは思った。あと二枚目から三枚目を自由自在に行き来しつつ動ける鈴木亮平を鑑賞する104分としてはニーズはたくさんあるんじゃないかと。