アキラナウェイ

キングダム 運命の炎のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)
3.7
「キングダム2 遙かなる大地へ」のレビューで、冒頭に72本の未レビュー作品があると書いたけど、本日時点で残54本+再鑑賞3本=57本が未レビュー。

追い上げております。
極力毎日書くぞぅ。゚(゚´Д`゚)゚。

これは中3息子と劇場で鑑賞。
僕の息子、普段は名前の一部を取って「シン」と呼ぶんだけど、これ観終わった後の車中で、王騎(大沢たかお)のモノマネで、「童(わらべ)、シン!!」と息子に何度も呼び掛けて、2人でケタケタ笑って帰って来た。

500年にわたり、七つの国が争い続ける中国春秋戦国時代。秦国への積年の恨みを抱く隣国・趙の大軍勢が、突如、秦への侵攻を開始。残忍な趙軍に対抗すべく、嬴政(吉沢亮)は、長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎を総大将に任命する。決戦の地は馬陽。これは奇しくも王騎にとって因縁の地だった—— 。

前半は、かつて趙の人質として捕えられていた嬴政を救い出してくれた恩人・紫夏(杏)の回想シーン。

個人的には、大平原で繰り広げられる合戦シーンが何せ観たかったので、前半のこの回想シーンが些か長かった。山﨑賢人演じる信が、1時間ばかし、ずっと話を聞いているだけというのも如何と。半分の尺でも良かったのでは?

杏は良かったんだけど、おかっぱ頭の浅利陽介のヅラが思った以上にヅラ過ぎて、作品への没入を妨げた。ヅラ過ぎるだろう!?

しかしだ。
後半のバトルシーンには大満足。

前作より更に頭角を現し、百人将となった信(山崎賢人)は、王騎より"飛信隊"の名を受け、大躍進を遂げる。

個人技が光る前作とは違い、隊列をどう動かすかという戦略面にフォーカスを当てた戦場シーンが何せ良い。

弱っちい筈の、尾平(岡山天音)や尾到(三浦貴大)が全然死なないのは、ご都合主義が過ぎるけど。原作が漫画だから仕方ないか。

前作から半年が経ち、信の成長は語る言葉から感じられるが、衣装や髪型で変化を付けてみても良かったかも。あまりに前作とヴィジュアルが変わらさ過ぎるので。

総じて楽しめたが、2作目の方が好き。

山田裕貴や小栗旬と新キャラも登場した所で、続編はどうなるやら。原作未読組としては、全く先行きが読めないので、今後も楽しみ。