モリアーチー

ゴジラxコング 新たなる帝国のモリアーチーのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど予告編そのままなのでネタバレも何もありません。これほど見る前に結末まで予測できる映画もないです。でも、面白くないという訳ではなくそれなりに楽しめました。

時が経ちジアも大きくなりました。コングもかなり老いました。モナークは自前のヒーヴを作ったようですし、かなり増強されているようです。

新怪獣「シモ」はやはり霜なんでしょうね。ちょっと弱いですね。霜取りされたら終わりそうだし。どうせなら「トーショー」とか「フブキ」とかにしておけばよかったのでは。

狡猾な赤ザルのスカーキングは悪役にしてもラスボス感がまったくありません。しょせん憎たらしく卑怯なやられキャラに過ぎません。この映画はコングがモスラの助けを借りてゴジラを味方に付けて生き残っていた多くの同類を平定してキングコングになるプロセスを描きます。コングはシーザーですね。WB版『猿の惑星・征服』です。

原タイトルにはまだ「キングコング」を使ってませんね。今回は使っても良かったと思いますが、次回に取っておいたのでしょうかね。”Kong: Skull Island”の邦題にキングコングを使ってしまったのでそれ以降が「コング」だけになってしまった日本はものすごく間抜けです。どうせなら日本ではずっとキングコングを使えば良かったのに。

今回ゴジラとモスラはゲストです。次作があるのかどうかは知りませんが、そろそろホローアースもゴジラとコングの馴れ合いも飽きてきました。シリアス路線に少しだけ戻しても良いのではないでしょうか、あくまでも少しだけ。

タイタン達はしゃべりませんから『三大怪獣 地球最大の決算』の小美人のような通訳が必要ですが、小美人に相応するジアは喋ることができないのでアンドリューズ博士が古代文字の解読にかこつけて延々と解説をしてくれます。これは実質的なナレーションでわかりやすいです。

バーニーが続投ですが、新たにトラッパーという獣医とコンビを組むようになっています。この二人でスピンオフドラマを作っても面白いのでは?
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