モリアーチー

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島のモリアーチーのレビュー・感想・評価

3.5
映画化されたナルニア国物語シリーズ3部作の最終話です。1と2はかなり以前にDisney+で観たのですが、当時はまだディズニーが20世紀FOXを買収していなかったからか、まだ3作目だけはラインナップされていませんでした。

今作も現実世界でまだ戦争が続いています。エドマンドとルーシーだけイギリスに残っていますが、スーザンとピーターは両親と共にアメリカに住んでいます。そのため、今作でナルニアに渡るのはエドマンドとルーシーなのですが、それに加えて巻き添えとも言える状況で従兄弟のユースタスもナルニアに初渡航します。

原作が『朝びらき丸東の海へ』ですので、ほぼ全編がカスピアン王を船長とする朝びらき丸に乗って海上と島での冒険譚になります。ドラゴンや大海蛇も登場し、悪の象徴である白い魔女も相変わらず登場してエドマンドを誘惑します。

ラストは前の二作よりずっとキリスト教的世界観を全面に押し出しているので、好き嫌いが出るかもしれません。このまま原作の続編を映画化したら、かなりカルトなシリーズになったかもしれませんね。
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