ソラアユム

ゴジラxコング 新たなる帝国のソラアユムのレビュー・感想・評価

4.0
題名:ゴジラ×コング 新たなる帝国
鑑賞日時:2024年5月5日
鑑賞方式:ユナイテッドシネマ浦和
評価:4.0(MAX5.0)

『ウホウホウホホホホ!(こいつの牙、差し歯だぜぇ、マジだせぇ)』


□2024年78本目(劇場鑑賞18本目)

□モンスターズユニバースシリーズ第5作目

令和最大級のおバカ映画で大変楽しめた。人間なんてただの解説役でしかないし、なんならゴジラですらも、コングの道具と化している。コングの人間的な魅力を描写するのに物語の大半の時間を割いていて、それが見事にハマっているのではないかと思う。

ゴジラの描き方に不満があるという意見も重々に理解できるし、今作では完全なオマケ要素。水爆のメタファーだとか、被爆者の化身だとか、そういった社会的背景を一身に背負った存在としてのゴジラはどうしても描写に制限がかかり、扱いも難しくなってしまう。そういった意味で、今作の様にあくまでエンタメに振り切った描き方は、個人的にはアリ。

タイトルではゴジラ×コング、となっているが、内容的にはコングが圧倒的に主人公で、ゴジラは多勢に無勢な状況を一変させる道具としての機能しか果たしていない。それは中盤以降に登場するあいつやあいつにも通ずるところである。

一点、残念だったのが、ミリー・ボビー・ブラウンが出てこない所くらい。次の敵は誰だろうか?


以上