ソラアユム

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のソラアユムのレビュー・感想・評価

3.6
題名:名探偵コナン 100万ドルの五稜星
鑑賞日時:2024年5月2日
鑑賞方式:109シネマズ明和
評価:3.6(MAX5.0)

『探偵でも分からへん。人を好きになる動機が説明できへんのや。』


□2024年76本目(劇場鑑賞17本目)

□劇場版名探偵コナンシリーズ

今作は近年のアクション偏重気味の劇場版シリーズに比べるとミステリー要素が大きくウェイトを占めていて、原点回帰になっている印象も受けた。

ただ、殺人事件やその犯人についてはもはやどうでもいいくらいに作品を構成する要素が渋滞しているのも事実で、土方歳三が振るった秘剣の秘密については背景化していて勿体ない感じはある。

怪盗キッドの家系の謎、服部平次と一葉のロマンス、武器商人カドクラの企みに加え、青山剛昌作品のシェアードユニバースも起動するのだから、じっくりと時間を使って、謎解きなどしている場合ではないということだろう笑

カドクラが国際的な犯罪者のわりに、クライマックスではその部下たちの武器が木刀やナイフといったいかにも近接専なのはご愛嬌レベルの突っ込みだし、子供向けアニメにとやかく言うのも無粋だとは思うのだけれど、平次と一葉のロマンスくらいはケジメをつけて欲しかった…というのが正直な感想。あんなコントのオチみたいな安っぽい締め方で良いのだろうか…

「俺は高校生探偵工藤新一…」でお馴染みのOPはアガりましたよ。


以上