これは本当に良い作品！ 広く皆さんにお勧めします。
劇場公開時、気になっていたのですよ、本作のこと。
テンポが良いし、サッパリとしたストーリーが暗さを薄め、寧ろ観ている者を惹きつける。そんな感じですね。
それなのに、私は途中からウルウル… 涙が出て来てしまう…
なんとも言えない、もどかし〜気持ち。
移民問題… 日本人には遠いテーマ。
しかしながら、これは何とも重いテーマ。
本作の場合、重さや暗さはサッパリと描いていて、その分マリーをはじめとした、支援している人物の優しさや困難。前向きさなどに主眼が置かれている。
マリーのような人物、とても魅力的ですよね。この世に生を受けたなら、やはり、自分の事だけではダメ。自らを立てた上で、困っている他人に手を差し伸べるべき。
自ら立ちたくても、生まれた境遇から、それが叶わない子どもたちがいる。
忘れてはいけないと思いました。
