ランナー

ふたりのマエストロのランナーのレビュー・感想・評価

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)
3.7
うーむ… おフランス🇫🇷
男と女、それぞれが何て自由なのでしょうか?!
まずは、この文化的背景が先にある。
これが前提なので、中には嫌悪する方もいるかと…

さて、私なりの感想…
ある意味予想を裏切ってくれて良かった!
お涙頂戴物かな?、と軽くみていたが、そんな単純なストーリーではなかった。
大人の映画、クラシック好きの方には、また違った面白さがあるはずです。

この父子の関係性と、父子のキャラクターなら、それぞれが、こうなるよな… と納得
この父子の間にある深い溝は、なかなかのもの。

同じ芸術でも、物質的な物として作品を造形する分野であれば、例えば、値段として価値、評価を数値化できる。

しかしながら、生のオーケストラを指揮するコンダクターの価値とは?
席の値段? 席数は決まっている…
さて、優秀なコンダクターの僅かな優劣を果たして、どのように評価するのか?

俺の方が上手い!
いや、僕の方が秀でている!

あと… あのエンディング
私的には、ちょっと疑問に思ってしまった。これを好む方も多いとは理解できるので、これは正に個人的な好みの問題…

えっ!
これは無いやろー?
そう思ってしまった私の心根が… なのか?