“ ‘やっかい’ でもやってみせる。”
»一流レストランの女性スーシェフは、シェフと大ゲンカして店を飛び出し、不本意ながらも移民の少年たちが暮らす自立支援施設で働くことになり、やがて彼らに調理アシスタントの特訓を始める。
はい、実在のシェフ、カトリーヌ・グロージャンをモデルにしたらしく…最近では『ローズメーカー』系のような、いい匂いと余韻に浸れるコミカルなフランス作品でしたね。
で、展開は王道で、勝ち気な主人公が場違いな所で奮闘するパターンで…主人公の過去も隠し味にあったりして。
そう、ある意味、移民たちという多種多様な食材をまとめ上げて、チームという料理に仕立ててるようにも見えましたね。
うん、料理にはさほどスポットは当たりませんが…クライマックスは料理番組を逆手に取るトリッキーなオチで仕立て上げ、見事にセボン！な余韻でした。
なお、キャストでは、やはりオドレイ・ラミー…見事な喜怒哀楽ぶりを披露。
名優フランソワ・クリュゼ…もちろんいい仕事してます。
さらには、シャンタル・ヌービルに、少年役たちがとても良き。
