ロシア警察が酷すぎるな…いきなり殴るとか人権もへったくれもない。子どもは保護しない、重要参考人はろくに調べもせず釈放ってもう法が機能してないじゃん…。「ここはロシアよ」で済ませるな(笑)
ここまでだと疑いたくなるけど、最近のロシアって国を見ると納得してしまう。殴られた気持ち悪い親父はクズなので同情はしませんが(´･ω･)
お母さんの取り乱す気持ちはもっともなんですが、刑事は別に悪くないだろう…そもそも自分の子どもじゃないと面倒みない男と付き合ってる方がどうかしてるような…。
「エクソダス」もただの爆弾魔と刑事の対決と思わせて変化球でしたが、本作も児童の人身売買組織を追うサスペンスアクションと思わせて変化球。
事件を追うために闇に触れるうちに自身も闇に蝕まれていく…。
ちょっとニコラス・ケイジさん主演の「８ｍｍ」を思い出しました。
小児性愛に絡む人物がどいつもこいつもクズで気持ち悪い…。演技なのにこのおぞましさを出す演出は流石ですね…。
洗脳によって自分がされている事を分からない子供たちの痛々しさよ…。
男だけでなく女も関わっているというのが衝撃的ですよね。クソババアの人の心の無い感じは恐怖でした…。
主人公の終盤の行動は自分自身への怒りでもあるのかな…。そして自分を許せなかったのだろう…。
微妙なところもちゃんと描いたところは評価したいですが、何とも観てるのが胸糞悪く観るのに気力をごっそり持ってかれます…。
これは映画ですが実際に今も世界で起こってる事で…鋭く心を抉って来る問題提起の作品でした。
