叡福寺清子

呪餐 悪魔の奴隷の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)
3.3
続編じゃん!ですので,前作「悪魔の奴隷」を視聴なさってからの本作を強くお奨めいたします.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.U-NEXTは見放題でした.

私はリブートと勘違い&前作視聴から4年経っていたこともあって,ガッツリと繋がっていることの気付くの時間かかりました.何やってんですかね。あたしゃ.

それはともかく天文台らしき建物に整然と並び,そして祈るように頭を垂れる数多の死体を観た瞬間,期待で愚息が膨らみましたが,実は『あること』があったせいで,次の瞬間萎んでしまいました.何があったかは後述します.
野っ原にポツンと屹立するマンションの雰囲気は満点です.よく住もうと思いましたね,住人の皆さん.「悪魔の奴隷」の舞台となったご自宅も間取り,特に水回りが異質でしたが,尼国の住宅事情ってどうなっているのかしらね.
出るぞ出るぞという盛り上げ方は大変結構なのですが、もうちょっとペース早めにお願いします.昇降機のワクワク感は尋常ではございませんでしたが,個人的にはあそこが頂点.私の感覚では,その後はダラダラと薄目の恐怖シーンが続く感じでちょっと残念感がございました.

それもこれも先程の『あること』が尾を引いてるせいでございました.映画は映画館で観るが基本姿勢ではありますが,こういう事があるとそれも一考せにゃならんかと思ったりラジバンダリ.ってのはですね,ヒジャブを纏った女性二人が一つあけた隣に着席したわけです.異国の地で母国の映画でも観に来たのかなと温かい目で見守っていたのですが,これが上映始まってもスマホをいじる阿呆だったわけです.注意しましたよ,当然.その事きっかけで,彼女達の香水か体臭かなんなのかわかりませんが,香りが不愉快になりまして,視聴にちゃんと向き合えませんでした.彼女達のオツムには,脳髄の代わりにルンダンでも詰まっていたのでしょう.だから,あんなエスニックな香りがしたのですね.

いまのところジョコ・アンワル監督のスケジュールには3作目は入っていない模様ですが,無事製作・公開された折には,彼女達は本国で視聴していただきたいものでございます.