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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのこじTのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
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●岸辺露伴ルーヴルへ行く

全てを説明する丁寧さと、全てを説明してしまうというつまらなさ。
『岸辺露伴は動かない』でもない、ルーヴル寄稿の特別漫画の実写化。
ドラマシリーズは好評みたいで。
『この世で最も黒く、邪悪な絵』を巡る、作者・山村仁左右衛門と謎の女性 奈々瀬の秘密と露伴の過去について描くミステリー。
『黒い絵』までに辿り着く過程・それに絡まる人物の構成と展開、映画として成立させるためのエピローグ、どれも良くまとまっていてよく出来ている。
しかし、よくまとまり過ぎていて観客側に余白が無さすぎる。
やっぱこのね、『世にも奇妙な』的な"よくわかんないけど"的なとこも魅了だと思うんすよ、露伴シリーズは(原作もさっぱりはしているが)
あとはなぁ…この黒い衣装をどう見るかだと思うんだよねぇ。
格好良さに全振りし過ぎて、荒木飛呂彦感がないんよね。
ドラマシリーズのファンなら楽しめるだろうという一本ですかね。
俺はまだ四部の続編待ってるぜ!
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