なんというか、映画版だからって無駄に派手なこととかしようとせずにしっかりドラマ版と原作版の雰囲気やテーマを大切に実直に作り上げられたという感じがしたのがとても嬉しかったです。
わりと場面があっちこっち行く話だし、登場人物数の少なさの割には複雑なお話でもあるものをこれだけわかりやすく尺に納めつつしっかり面白いというのは素晴らしい！
少しアンニュイな今回の露伴先生も最高なのは勿論ですが、今作で出会う怪異物に纏わる、あらゆる全てについてもまた良かったですねえ。
切ないけどもゾッとする美しさと怖さ、みたいな日本の古典怪談的な良さが爆発してました。
そんなかなり重く暗めなトーンの話の中だからこそ、担当編集である泉ちゃんが傍に居ることの優しさとか明るさがとても際立っていて、それまた最高だったと思います。
うん、トータル大満足！良作でした！
後に別作品を観に行った時、パンフが再版されてたので購入できて大満足！
