稀

岸辺露伴 ルーヴルへ行くの稀のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
1.0
岸辺露伴がルーブルに行ったでござるの話。

この世で最も黒い絵を追うという目的と、若かりし頃の岸辺露伴の恋が絡んでいるという設定には引かれるものがあった。しかし冗長な回想ばかりで、スタンドや超常現象の説明が中途半端なため、物語の核心に入った途端に曖昧な茶番劇になる。生きていないものにはヘブンズドアが効かない!→幽霊にヘブンズドア!には唖然とした。
見た者のトラウマをそれぞれ具現化させるという黒い絵も、岸辺露伴にはなぜか作者が見えているし、お付きの編集者はノーリスクで絵を見れている。物語において動かしちゃいけないところってあると思うんですけどね。
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