稀さんの映画レビュー・感想・評価

稀

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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

2.0

美大生による一方通行な群像劇。

ベタな恋愛映画ではなく、主要人物のほぼ全員が自身の片想いを持て余し、空回ったり足踏みしたりしているのがよかった。大学生活ならではのモラトリアム感にもノスタルジーを感じ
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.5

インポッシブルなミッションをポッシブルする話パート3。

どんでん返しが多かった1、特撮になった2など、模索を経て、今作はかなり安定感があって楽しめた。
緊迫感のある冒頭から始まり、浮かれたパーティー
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

1.0

やる気!根気!楽器!

令和の現代でまさか精神論のサクセスストーリーを見せられるとは思わなかった。そういう意味では新鮮だったが、時代錯誤とコンプライアンスの欠如が甚だしくて楽しめなかった。
仙台弁丸出
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

2.5

海賊に襲われた船長の苦労話。

前半はコンテナ船のスケール感や海賊側の一筋縄ではいかない襲撃にリアリティーがあって楽しめたのだけど、途中から海賊同士の小競り合いがしつこくてストレスが溜まった。海賊の頭
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

4.5

レゴによる妹との代理戦争。

1で良かったところを踏襲しつつ、しっかりサプライズも用意され、エンドクレジットまで遊びに満ちている。まさにおもちゃ箱のような映画。
1以上のサプライズはないだろうと思って
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.0

ストレスを抱えたママがすべてを放り投げて南極へ行く話。

……と予告を見て思っていたら、何か様子がおかしい。問題があるのは周りではなくママなのでは? 同調圧力が嫌いで、変な家に住んでいて、ずっとスマホ
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

2.0

天才学者が幻覚に悩まされる話。

現実か幻覚が見分ける術が見ている側にはないので、

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

インポッシブルなミッションをポッシブルする話2。

冒頭のカーチェイスが迫力あってつかみは良かった。ヒロインとベッドインするのが早くてプレイボーイかと思ったら意外とトムの愛が重かった。主要人物以外が把
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ツイスター(1996年製作の映画)

4.5

破局寸前のカップルが竜巻に挑んでいるうちに雨降って地固まる話。

竜巻大好きサイコパス・カップルと愉快な仲間たち。みんな登場した時点で役回りがベタなほどはっきりしている。サブヒロインの再婚相手が数少な
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.5

無個性なレゴの住人エメットが伝説のパーツを見つけて世界を救う話。

レゴだから子供向けかと思っていたらバリバリのノンストップアクションで度肝を抜かれた。無個性であることを謳歌した曲がユーモアがあってメ
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

2.0

引きこもりの小説家がドヤってマウントを取る話。

等身大の高校生の日常を丁寧に描いているように見えるが、主人公のジャマールが何がしたいのか伝わってこない。小説家のウィリアムの部屋に入り浸るのも、実家が
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デリシュ!(2021年製作の映画)

2.0

初めて外食が誕生した話。

……という触れ込みだったけどテーマを絞りきれてなくて素人の料理を食べさせられたような気持ち。
まず舞台がわかりづらい。城を追い出されてからどのような場所にいるのかわからず、
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コンタクト(1997年製作の映画)

4.5

地球外から謎のメッセージが届いて接触を試みる話。

20年ぶりくらいに再鑑賞。当時は最高のSF(サイエンス・フィクション)だと思っていたけれど、見返したら科学的な着地点はややはぐらかし、内面的なSF(
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

2.0

911で父親を亡くした少年が父親の宝探しゲームを続ける話。

トム・ハンクスだし、フォレスト・ガンプの脚本家だし、主人公の少年は存在感を放っているし、フィルマークスの評価は高いしで、絶対に外さない映画
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.5

不思議な貝の生き物がいなくなった仲間を探す話。

一つ目の貝が靴を履いているキャラクターデザインが秀逸。映像を取る人間があくまでマルセルを主体にしており、何でもやってやろうとしない距離感がよかった。現
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

2.0

ランニングシャツのおっさんが一人で犯罪者を制圧する話。

子供の頃に見て面白かった気がしていから久しぶりに見てみたらつまらなかった。主人公が単身で無双していく過程を描きたかったのだろうが、大味すぎてツ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.5

トム・クルーズがインポッシブルなミッションをポッシブルする話。

スパイが無双するアクション映画かと思っていたら、組織の思惑や仲間の裏切りに翻弄され、後ろ盾を失ったスパイの悲しみが漂っている。
天井か
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

2.0

逃亡した人造人間を始末する話。

古い作品とはいえあまりに冗長。思わせぶりな演出の割には見せ場が少なく、ストーリーよりも世界観を見せることに偏りすぎている。公開当時はインパクトがあったのかもしれないし
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スピード(1994年製作の映画)

4.5

走り続けないと爆発するバスの話。

速度が80km以下になると起爆するというルールが明確なので、障害が現れる度にピンチを楽しむことができる。渋滞、通行人、急カーブ、乗客の仲違いなど、何をやっても面白い
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

インポッシブルなミッションをトム・クルーズする話。

シリーズのどれを見たのか曖昧だったので雑に新しい方から見ることにした。アクション映画では観客をハラハラドキドキさせるために有能なはずの人間がやたら
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市子(2023年製作の映画)

2.0

3年つきあっていた女子にプロポーズしたら家出された話。

様々な視点からヒロインの謎に迫っていくザッピング形式。どのエピソードも出来事の羅列でドラマ性がない。主軸となるはずの主人公との交流がほぼ皆無で
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.0

老舗旅館が2分間ループする話。

上田誠の脚本が好みだったので鑑賞。『ドロステの果てで僕ら』と似たテイストで、ループという馴染みのある設定なので入り込みやすかった。ワンショット風の映像なので登場人物と
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

グータラしてたら人口わずか56人の田舎学校に転勤させられた話。異世界転勤。

地味なドキュメンタリー風の映画かと思いきや、自堕落な主人公が田舎で成長する主軸があるため、見やすくて退屈しなかった。祖母が
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モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

1.5

女子高生が消防士を好きになる話。

ポリコレ炎上してないのが不思議な職業軽視の映画。消防士の活動がすべて男を引き立てるシチュエーションとして出汁に使われている(というほど個人的にはイケてるようには見え
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

2.5

ワニが歌うとインド映画みたいにだいたいきっとうまくいくワニワニパニック。

冒頭は歌もテンポもよくて引き込まれたものの、ストーリーが進むごとに大味になっていく。大口なワニだけに?
ライルを見出したヘク
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