最近の京アニはもっぱらメインは婦女子向けの作品ばかりで遠ざかっていたが、久々のユーフォ、ありがたく鑑賞。
なんというか尊い日常系の作品で、コンテスト出場までに練習する姿を描くが、なんなら肝心のコンテストの描写はない。
音楽作品としても涙が出るくらい上質な演奏が流れる作品だったのに、曲は一切聴けない。
ラストの駆け足ぶりは劇場内でも失笑がところどころ起きるほどひどく、上映60分でテンポよくというのを意識したのだろうが、あと30分足してコンテストの内容というか、演奏シーンをじっくり聞かせてほしかったという感じ。
もう間に合わないからここまでで上映しちゃえ的な作品のぶつ切り感、駆け足感、物足りなさ感は拭えない。
アンサンブルコンテストという表題だが、タイトル詐欺で、アンサンブルコンテスト練習みたいなタイトルのほうがギャップがなかったろう。
悪くはないが、ツッコミは多い作品だった。