久しぶりのテレビ放映で鑑賞せざるを得なかった...
これは語らずとも、映画史に残る名作でしょう。
まあ製作当時の事情もあるので、ラストが宮崎監督らしくないかなというのは少しありますが、この別格の世界観にどっぷりはまっていくには十分すぎるほどの時間で魅せられているので、ご愛嬌、でしょうか。
それはともかくとして、そもそも世界を覆い尽くそうとしている腐海の森に住む生物が鳥や猛獣の類でなく巨大な蟲だけという設定に納得しか出来ないところが不思議かつ見事すぎます。
虫が蟲になって生き残る可能性しか考えられないあたり、宮崎監督すげーなーーと月並みなことを改めて感じました！
ここにあの庵野秀明監督もアニメーターとしていたわけで、のちのジブリのみならずアニメ界を引っ張っていく存在が結集した素晴らしい作品ですね。
「其の者蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つべし」
これを未だに空で言えてしまった自分に驚いた金曜日でした。
