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風の谷のナウシカのkeitaのネタバレレビュー・内容・結末

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ー ナウシカは「火の7日間」の後に現れたジャンヌダルク/イエス・キリスト ー

ジャンヌダルクは、百年戦争の際に、神の啓示を受けたとしてフランス軍に従事した英雄。彼女の参戦によってこれまでイギリスに負けていたフランスに勝利をもたらした。しかし19歳で火刑によって短い生涯を終えた。

ナウシカも、フランス人にとってのジャンヌダルク同様、風の谷の住民にとってのメシア(救世主)であったのではないか?
また、ナウシカが死に、オームによって復活するが、これはイエス・キリストを思い出させる。彼女は普通の人間から神になったのではないか?

ー 「オームの怒りは大地の怒り」ー

これはまさに自然界の構図を象徴している。現代になって人間は自分たちを自然から切り離し、自然を対象化するようになった。しかしその他の動物や虫は依然として自然と共に生きている。人間だけが自然から離れ、自然と対立するようになってしまった。
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