Tai

風の谷のナウシカのTaiのレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.8
世界と歩もう。

私が生まれる前年公開の『風の谷のナウシカ』をまさかの劇場鑑賞できました。
いつか劇場で観てみたい作品の1つだったので嬉しいです!欲を言うとトトロも観たいんだ!お願いしますm(_ _)m笑

言わずと知れたナウシカ姫ねえさまですよね。〝姫ねえさま〟って呼び方すごく好きなんですよね。どれだけ慕われているプリンセスかが一瞬でわかっちゃいますよね。素晴らしい( ´_ゝ`)

科学文明が滅びて千年という時が流れた世界。毒が充満し、巨大な虫が蔓延るその世界はインパクト大で子供の頃はかなり怖い作品だと思っていました。
でも、でもそれ以上に醜く恐ろしいのは人間であるというのが年を追うごとに気付かされてきた作品。
トトロや魔女宅に比べると鑑賞回数は少ないながらも、何故かたまに観ていたという不思議な魅力がありました。

この年になって思うのは、ナウシカ姫の魅力って、底抜けの優しさなんですよね。
彼女から見ると全てが平等。
だから、民と一緒に手を汚して汗水流して仕事ができるし、虫たちを殺さずなだめる事が出来るし、世界を変えるのではなく共に生きる道を探せる。
あまりにも全てのものと目線が同じゆえに、観ているこちら側としては理解しがたい部分があったりしますが、やはり見れば見るほどこの上ない素晴らしい人だなと思います。
ゆえに彼女は風を操作するのではなく、読んでいるという飛び方がピッタリなんですよね( ´∀`)b

そして、年を追うごとにボヤきまくりの爺さんズがツボります。笑
もう「おたっしゃで〜」のところが好きすぎてたまらない!


ジブリ作品は子供の頃から繰り返し観すぎていて、正直、今更レビューにするのも難しいくらい思い入れがあるものばかりですが、こうした企画で劇場鑑賞できるのはいいですね!
いつまでやるのかな?他も観ようかな?
今年は過去作の振り返りが濃厚な年となりそうですね!
Tai

Tai