都会部での潜伏活動に限界を感じた覗き屋（久保新二）が、オリエンテーリングに参加する若い娘たちを追跡していく。大自然を舞台にしたドタバタ痴漢行為を描いている、日活ロマンポルノ。ワタナベプロダクション製作。

コンパスと地図を頼りにして山野のチェックポイントを辿っていく、オリエンテーリングを題材にした艶笑喜劇。「国境の長い桟橋を渡ると、そこは痴漢の国だった」（by 川端先生）という冒頭ナレーションの時点で、掴みはオッケー。

野外で開放的になっている若者に対して、釣り竿でちょっかい出したり、クマの着ぐるみでイタズラしたり、極めておおらかな反教育アナーキー路線が展開される。山本晋也と久保新二にしか生み出せない独特のテンポが、とにかく気持ちいい。

後半部に入ると、部落のオカマと合流して、トラディショナルな覗き行為へと突入。本物の寺社で撮影している、狐憑きの巫女のシークエンスが印象鮮烈であり、トンデモ展開の波状攻撃を堪能することができる。

スドーアート的な熊の着ぐるみ超可愛い。山本晋也こそキャンプ。

公園だとお巡りさんに見つかったりするので、地方に覗きに行く二人（久保さん等)
旅の女の子二人組、地元の新婚夫婦や覗き男、巫女さんなどなど遭遇…
エロス＋コメディー。

単体女優さんレベルが不在で、皆さん企画ものレベルのお顔なので、笑い方向に強く期待したけど…
「痴漢との遭遇」を先に観たので、物足りない感はありました。やはりたこ八郎さんの存在はでかかった。

でも、相変わらず久保さんは口八丁手八丁。馬鹿馬鹿しく気軽に観れる良さはあります。台詞の吹き込み時は愉しそう。
声だけだと、ゆーとぴあ。

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