2023年113本目。
今泉力哉監督作品。
いつもの今泉力哉監督とは大分雰囲気も語り口も違う作品。
別に恋愛模様を主題にしろ、という訳では無いが、そこが主題じゃないだけでいつもと違うと思っちゃうのは、大分今泉力哉観が固まってるということか…。
最近は原作有りの作品も多いが、漫画原作とは相性が悪い印象がある。
本作もどうも波長が合っていない気がした。
特に、今泉監督には珍しく、演出面で気になる部分が多かった。
特に数回ある反芻されるシーン。
場面を反芻する演出ってこの映画のように始めと終わり、だったり、背後から映した場合と前面から映した場合で見え方が変わる…みたいな効果に期待するが、この映画では1回目も2回目も全く同じ印象しか受けない。
あと会話劇が異様に説明調。
大事な事を言葉にし過ぎるのは、今泉監督らしくないなぁ…とも思いつつ。
原作の影響もあるのかな、と推測してみたり。
