ねこをこねこね

宇宙人のあいつのねこをこねこねのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

終始コメディ色が強くてクスッと笑える!終盤は少しうるっときた。観て良かったー!
ただ、間にちょくちょく挟まるギャグ?的なものが微妙…なものもあって、好きずきかなという感もある。

中村倫也くんの絶妙な異星人感が凄く良かった。土星から派遣されてきて、真田家の次男の日出男として、地球人や家族とは何かを少しずつ理解して、徐々に真田家の一員になってきた感じが伝わる。
表情とか仕草とか言動が、地球人から学んで真似てる感じがして、土星から来た異星人なんだなぁって分かる演技がすごく良かった。

日出男が真田家サミットをはじめた時、真田家の人間になってるんだ!と感じがして、切ない話を切り出すシーンではあったけど、少し嬉しさも感じた。

日出男だけじゃなくて、長男の夢ニ、長女の想乃、三男の詩文のそれぞれのストーリーも描かれていて見応えがあった。それぞれのキャラクターにスポットが当たった話だけど、全部家族の繋がりを感じさせる話で良かった。
皆良いキャラしてるけど、夢二にいちゃんが凄く良い人で好きにならずにはいられない人だったなぁ。
夢二の話でいうと、若い頃の夢二と日出男がリッケンでリンダリンダを歌うシーンが好きだった。印象に残る。

ラストの別れのシーンは思わずウルっときた。結局は夢二を連れて行かずに1人で帰還する日出男の感覚や感情って地球人そのものじゃん!と思って、真田家に来て良かったねぇとしみじみした。

想乃ちゃんの産んだ子供って…そうだよね…!また家族全員揃って嬉しい。