ゆずきよ

宇宙人のあいつのゆずきよのレビュー・感想・評価

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)
3.9
予告編を見た時から観たかった作品。
だって主演4人がみんな好きなんですもの。
劇場鑑賞はタイミングが合わなかったのと映画館で観なくても良いかなと思ってしまったのが原因です。
こんなに早く配信されるとは感謝。

物語は、焼肉屋を切り盛りする長男・日村勇紀、男運の無い次女・伊藤沙莉、アルバイト中に同級生が訪ねてきて一騒動の三男・柄本時生達と一緒に暮らしていた次男・中村倫也が実は土星人だったという話。
ちなみに両親は亡くなっています。
コントを引き延ばした様なコメディ作品。
大筋の話はあるけれどそれぞれの抱える問題点を一つずつクリアにしていく様な構成。
途中でウナギの抱える問題も入ってきます。
家族ルールみたいな物が随所にあり私個人としてはそういうの好き。
大皿納豆は昔実家で良くやってたなぁと懐かしくなったりもしました。
一つ一つのエピソードがちょっとずつ嫌な感じであまりスッキリするわけでも無いのはご愛嬌。
合間で映画のタイトルを登場人物が話していたり今は亡き某ニュース番組のオマージュがあったりとコメディ映画らしいまぜそば感。
途中ブルーハーツのくだりがあった時はあれ?これ少し前に観たブルーハーツの楽曲もとに作られた映画の1エピソードだっけ?と混乱させられました。
ただし飲食店ドタキャンだけは許せません。絶対に。
最終的な結末もだろうなというかそれほどの驚きは無いけれどまぁそこは別に期待する様な事じゃ無いので全然オッケーです。

私はコメディをコメディとして観る能力に長けていると自負しているので楽しめました。
むしろ狙い過ぎていないシュールなネタと日村勇紀、伊藤沙莉、柄本時生、中村倫也という盤石の布陣で挑むコントは肩の力を抜いて観るには最高でした。
ウナギが安っぽ過ぎるのもそれはそれで良い。
「だからユッケジャン」
は明日から早速使用します。
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