アマプラでは「彼女の面影」なる邦題で今日から配信された作品。
デイヴ・フランコ監督で、アリソン・ブリー主演(&フランコとの共同脚本)。
仕事に行き詰まったワーカーホリックな映像製作者のアリーが、故郷のレヴェンワースに久々に帰り、そこで初恋の人ショーンに出会うが、その人には婚約者がいて数日後には式を挙げる……ってな感じの有りがちなあらすじですが、フランコとブリーが実生活で夫婦、且つ共同脚本だからこそ出来ることを全力でやった、という仕上がりになっていました。
アリーと婚約者キャシディ。
彼女は実は、内心では結婚を若干早すぎると思っている節があり、そのためにバンドの夢を諦めようともしている。
だがまぁ……最初はアリーとバチバチに火花散らすよね。
故郷に戻って再会し、未練が再燃した感じだったし。
そんな気まずい展開はかなり多いが、アリーの人柄やショーンの親族のキャラが面白く、清涼剤になってくれる(結構前からこのキャラに振り切ったハーレイ・ジョエル・オスメントもそうだが、ダニー・プディもかなりいいキャラ)。
途中、アリーがまあまあな屑ムーブをかまして、「あぁ、やめときゃよかったのに……」って展開が連鎖するが、(アリーを含む)後悔や未練を引きずる三人全員に、この展開は多分必要だっただろう。
未練には勇気を以て対処する。
この映画による提案かもしれない。
ラストには二重の意味でサプライズあり。
あと、母ちゃんがお盛ん過ぎる。