ちゃろ

ニモーナのちゃろのネタバレレビュー・内容・結末

ニモーナ(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

最高のクィア映画だった😭

ありのままの自分でいるだけなのに「それってどういうことなの?」って説明を求められたり、「私は安全です!」ってアピールしないと社会的に認められなかったり、クィアの1人として、本当に共感できるところがたくさんあった。

バルが「くだらない質問だよな」って気づいてくれるところも、何を聞かれても「私はニモーナ!」としか答えないところも全部良かったな。
「普通でいられないの?」「女の子でいる方がラクじゃない?」って言葉に対して、しっかり中指立ててくれるの最高。

正義の側に立っていると思い込んだ人々が振りかざす差別を、自分の中に内在化してしまう恐ろしさも描いてたな。
一見、元気で何も考えてないように見えるニモーナにも、そうした社会によって心の深い部分に植え付けられた希死念慮の影が見えてくるのが辛かった、、、、

この映画をみて「ポリコレw」とか言ってる人たちが少なからずいることに呆れるし驚愕するけど、でも、この映画が「ファミリー向け」のカテゴリーとしてネトフリに配信されて、この映画を小さい頃に見ている子どもたちがいるんだって考えると、未来は希望だな〜明るいな〜という気持ちになる。

良い映画だった……好き……
ちゃろ

ちゃろ