これは傑作でした。今必要なメッセージが込められてると思う
ストーリーの面白さだけならアカデミーノミネート作で一番かも(まだ日本では公開してないのあるけど)
冒頭から惹き込まれてずっと面白かった
一度悪とされてしまうと、割り切られてしまう虚しさ、違うからって迫害したり攻撃したりするのが大人、それに属性とか関係なく受け入れてたはずの子供が影響されてしまう悲しさ
ニモーナの回想シーンは映画館で見てたら泣いてたと思う
更に中世の騎士道的な世界観の中でディープフェイクの話も出てくるし、建国神話や
歴史がそもそもどうなの?みたいな話でもあるし
惜しむらくは画的な面でやはりディズニーでやるべきだったと思うこと(ウィッシュを見たらそうとも言えないし、近年のディズニーのどの作品よりもテーマはあるので手放したのが…)
後はそれまでがすごい良かったのに、終わり方があまりにも定形的に感じてしまったことぐらいかな
ニモーナがダンジョンアンドドラゴンズみたいにメタモルフォーゼしていくところは素晴らしいし、背景も面白い、ところどころタッチ変わるところも見応えあるけど
少なくとも他のアカデミーノミネート作と比べて絵に魅力があるとは言い切れないだろう
後はずーっと面白くて言ったらジョーカー的なテーマもありながらのクライマックスで、なんかよくある感じに落ち着いちゃった感じがした
ソウルフルワールドとちょっと展開似てたけど、あちらは哲学的なテーマまで内包してさすがピクサーだったし(そもそも語りたいテーマが違うと言われればそれまでですが)
ただそれでも傑作と言える作品でしょう