桐生

ニモーナの桐生のレビュー・感想・評価

ニモーナ(2023年製作の映画)
4.0
オスカー前なのでノミネーション作品を観る
良い映画を観た
自分と違うものを無条件に恐れて、嫌ったり排斥したりするのはよくないよ!だったり本当に正しいことは何か?自分で考えることが大切だよ!というテーマが分かりやすく描かれているけど、主人公が同性愛者であるっていうのが今までのアニメ映画にはほとんどないことかも

騎士になりたい主人公が同性愛者であり庶民であること、ニモーナが友達がほしいのに、何にでも変身できるが故にどの動物たちからも仲間はずれにされてしまいずっとひとりぼっちで、人間からも「モンスター」と嫌われてしまったこと 事情を抱えて周囲と違う二人がコミカルに障害を乗り越えていく様は面白かった

エピローグ的な場面では主人公が同じく騎士の恋人と手を繋ぎ街を歩き、嫌われ者だったニモーナが街を救って初めて愛されている(けどもうその場にはいないっていうのが結構皮肉だと思う、ラストシーンは生きて帰ってきたぽいのでそこはニッコリしました

いろんな種類の人が生きやすい世の中になるといいな……
桐生

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