中世ヨーロッパとサイバーパンクが混ざった世界観からしてもう最高。
なんかもう観る前からわかってたけど、主人公ふたりのキャラがめっちゃ良いね。こういうキャラクターが愛おしくなるような作品ほんと好きだ。声優もクロエ・グレース・モレッツとリズ・アーメッドって豪華すぎ。
二人に込められたテーマとその結末も含めて、良いコンビだった！
作中でとある人物が言う「壁のヒビ」は自分の内面世界（価値観）に入っただけのものであって、世界を危険にさらすものなんかではない。日本の首相どもが同性婚について発した「社会が変わってしまう」という言葉をつい思い出してしまった。
あたかも世界全体に悪影響を及ぼすみたいな言い方をしてるけど、ほんとはただ自分が嫌なだけ。そんな人たちの言う壁なんて壊れた方が良いし、社会も変わるべき。変えていくべき。
ただ世界観もキャラもメッセージ性も大好きだったけど、ニモーナに全部背負わせすぎじゃない？というのは正直ある。マイノリティな立ち位置にいる、たった一人の人物に大きいものを背負わせるようなストーリーはもうそろそろいいよ〜の気持ち。もっと連帯していこうよ。
