話の本筋と関係ないシーン（演出）が、本筋の面白さを超えかけててヤバい。ルパンが水流に逆らうところとか長すぎて最早テンポ崩しかけてるんだけど、おもろすぎて寧ろ良シーンになってた。
序盤のカーチェイスが一番激しいからか、クライマックスは正直地味に見えてしまう。
ただ終盤は終盤で、不気味な空気感が醸し出されていて良い。「見るな！」と伯爵の最期は、怖すぎて小さい頃からずっと覚えてる。
ルパン一味も銭形も手を組むのがすんなりすぎない？てのは確かにあるけど、この作品は庭師おじさんの「何て気持ちのいい連中なんだ」て一言に尽きると思う。クラリスに向かって笑顔で手を振るボロボロの警官たちほんとすき。
ストーリーはシンプルだけど、クラリスに抱きつかれたルパンの反応とか、繊細な演出が深みを出してた。観る度に好きになりそう。
